ネットの脱出ゲームコミュニティで彼と知り合い、付き合いはじめて５年。
そろそろ次のステップに進みたいな……とひそかに思い始めている。
そんな彼から誕生日に呼び出された。
指定されたのは、彼の友人が所有しているという別荘。
私は今、その別荘の前で少し戸惑っていた。
別荘のドアに張られた手紙。
「誕生日おめでとう。キミの為のプレゼントをこの中に用意した」
「僕としてはこのプレゼント、渾身の出来だと思っているよ」
「喜んでくれると嬉しいな。さあ、この扉を開けてごらん」
もしかして、この中にプレゼントが隠してあるのかも！？
私は、わくわくとした気持ちが湧き上がるのを感じながら、別荘のドアを開けた。
「ガタンッ、ガチャンッ！！」
中に入った瞬間、かけたはずのないカギがかかる音がして、ハッと振り返る。
でも、そこには誰もいない。
少し不安を覚えながらドアノブに手をやると、開かない。
閉じ込められた……？
画面をタップしてアイテムやヒントを探し出す、オーソドックスなルール。オプション設定でオートセーブにも対応。
移動は画面左右をタップ、上部のアイテム画面でダブルタップすると詳細画面へ。
アイテム詳細画面で他のアイテムを使うと合成できることも。
ゲームをスタートするとオープニングが始まる。
