バイトリーダー勇者の朝は早い。
「まぁ好きで始めた仕事ですから」
最近は仕事中にサボり始めるバイトが多いと愚痴をこぼした。
そんな時は攻撃魔法をかけて働くように仕向けてやるのがこの店のルールだ。
「そりゃ魔法をかける方も気を遣いますよ。相手はモンスターじゃないんだから(笑)」
やる気のないバイトにムチ打って
どんどん稼いでいこう。
商品開発にも余年がない。
全商品、バイトリーダー勇者本人の舌で確かめるのだ。
どんどん新しい商品を出していこう。
迷う時は賢者や踊り子に意見をきくときもあるそうだ。
商品化が決まれば予算を確保し、調理マニュアルを作り、徹底的に売る!
「当たり前のことを当たり前に、毎日続ける。それだけですよね。」
言葉から経験と、信念がにじみ出る。
今日もバイトリーダー勇者は、サボりがちなバイト達に魔法をかけ続ける。
全てはより良いお店にするため。